下記のページにおいて、介護の仕事に関しては、転職回数が多いことは、決して悪いことではなく、採用においても不利になることはない、むしろ、内容によっては、自分の評価を高めることにつながるということをお伝えしました。

 

様々な職場で働くことは、自分の経験の幅を広げることにつながるというのが、最大の理由ですが、これは裏返しに言えば、同じような経験しか出来ないような職場への転職を繰り返しても、あまり意味はないということです。

 

介護職としての自分のスキルアップにつながる転職先の選び方

 

こういった転職を繰り返すことは、採用という観点では、マイナスにつながる可能性のほうが高いです。ただ、闇雲に転職すればいいというわけではなく、戦略的に転職先を選ぶことが重要ということです。

 

そこで、このページでは、スキルアップにつながるような転職先の選び方について、お伝えしていきます。

 

転職先の選び方 その1:在宅介護と施設介護を、双方経験する

介護というのは、訪問介護をはじめとする在宅介護と老人ホーム、デイサービスなどの施設介護に分かれます。それぞれ、介護のやりかたが違ってくるため、どちらか一方の経験しかしていない人よりも、両分野を経験している人のほうが、人物評価は高くなります。

 

在宅介護で学んだことを施設介護に取り入れる、施設介護で学んだことを在宅介護に取り入れるというふうに、それぞれの経験を活かすことも出来るので、スキルアップという観点では、両分野で介護経験を積むことをオススメします。

 

転職先の選び方 その2:取得したい資格に合わせて、勤務先を選ぶ

介護には、色々な資格が存在しますが、自分が取得を目指す資格によって、転職先を選ぶという考え方もあります。

 

例えば、将来的にケアマネージャーとして働きたいと考えている人の場合、訪問介護や通所系介護、施設ではショートステイを受け入れている施設を選ぶなど、様々な在宅介護の現場を経験していることが有利になるので、そういった観点で転職先を選ぶことをおすすめします。

 

転職先の選び方 その3:様々な施設規模で勤務経験を積むことを重視する

各施設によって、特色が違ってくるので、様々な施設で働いたほうが幅広い経験を積めるので、スキルアップにつながりますが、施設の種類と同じくらい重要なことが、施設の規模です。規模の大きさによって、介護業務の進め方がガラッと変わってくるためです。

 

例えば、利用者の多い施設では、一人の介護に専念するということはなく、多くの人を複数のスタッフでケアすることになります。そのため、スタッフ間と連携しながら、業務を進めていくという経験を積むことが出来ます。

 

また、大規模施設の場合、利用者同士の人間関係を円滑に保つことも重要であり、雰囲気作り、コミュニケーション促進といったことも重要な役割となってくるため、こういった経験を積むことが出来ます。

 

一方、小さな施設では、利用者が少ないため、一人一人に対して、手厚く関わることになるので、その人に合ったケアを模索して提供していくといった経験を積むことが出来ます。

 

また、介護スタッフと利用者の距離が近くなるので、人間関係も密になり、それがもとでお互いに甘えてしまったり、なあなあの関係になってしまったりといったことが起こりがちです。

 

これは、決して良いことではないので、適切な距離感を保つことが重要ですが、こういった経験は小さな施設だからこそ、経験出来ることなので、大規模施設でずっと働いていたという人だと、最初は利用者との接し方に戸惑ったり、利用者から冷たいとクレームを受けたりと、何かと苦労することもあります。

 

逆に、小さな施設でしか働いたことがない人だと、大規模施設に転職した時に、システマチックな業務の進め方に戸惑うことが多いので、対応力を高めるためには、様々な規模感の施設で働く機会を得ることが重要です。

 

新しい経験を積める職場を選択する

ここまで、転職先の選び方についてお伝えしてきましたが、要は、今まで経験していなかったことに出会えるような施設に転職するということです。同じような職場に転職すると、前職のやりかたが、そのまま通用するので楽なのですが、スキルアップにはつながりません。

 

スキルアップというのは、新しいことにチャレンジすることから生まれるものなので、転職先を選ぶ時には、是非この視点を忘れないようにしてください。

 

なお、スキルアップのための転職というのは、若いうちに実行しておくことをオススメします。若い人のほうが、体力的にも精神的にもタフなので、慣れないことにも取り組みやすいですし、吸収力もあるので、スキルアップのスピードが速くなります。

 

また、介護業界は人手不足とはいえ、やはり年齢が高くなるに連れて、仕事を得るのは難しくなるのが実情です。若い人と比べると、高い年齢層には、それなりのスキル・経験が求められます。スキルアップのために転職するといったことは、中高年層では、あまり通用しません。

 

逆に、若いうちであれば、仕事に対する意欲が高いと、好意的に見てもらえますし、先輩や上司から目をかけてもらって、色々と教えてもらえますし、責任あるポジションに抜擢してもらえる可能性もあります。

 

経験を積むのは若いうちのほうが断然有利なので、是非積極的に動くようにしてください。20代(遅くても30代前半)のうちに、色々な経験を積んで、そこから自分の働き方を固めていくというふうに出来れば、キャリア戦略としてはベストです。