首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉・山梨)を中心に有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、様々な介護施設を展開している、木下の介護。有名な建設会社、木下工務店も所属する、木下グループの一員です。
現在も首都圏エリアを中心に、新規施設を相次いでオープンさせていますし、それと並行して、同業他社の吸収合併を手掛けるなど、着々と事業を成長させています。
そのため、人材登用を積極的に進めており、中途採用にも力を入れています。介護ヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャー、サービス提供責任者、看護師、機能訓練指導員、生活相談員、送迎ドライバー、清掃スタッフ等、様々な職種において、幅広く求人を行っています。
木下の介護の公式サイト上において、現在募集中の求人内容が確認出来るようになっており、施設のサービス形態や希望勤務地などから、自由に検索することが出来ます。また、施設見学や問い合わせなどについても、公式サイト内から連絡することが出来るので、確認してみてください。
http://recruit.kinoshita-kaigo.co.jp/
介護関連職の応募条件について
木下の介護の求人の特徴としては、無資格・未経験者でも応募出来るものが多くなっています。その場合でも、正社員としての採用となるので、正規雇用の仕事を探している人には、大きなチャンスです。
採用後には、介護職員初任者研修を受講、資格を取得することが義務づけられていますが、資格支援制度が用意されており、取得費用は会社側から全額支給されるので、自己負担ゼロで資格を得ることが可能です。
また、入社後には、現場に出る前に、1ヵ月間の研修期間が設けられており、社会人教育から介護スキルに関する実習までを一通り行うことになります。
もちろん、1ヶ月だけでは、必要な知識を全て習得することは不可能ですが、しばらくは先輩スタッフのフォローを受けながらの勤務となるため、安心です。現場に出ても不安を感じることなく、業務に取り組めます。
なお、経験者であっても、木下の介護では、他の大手介護会社と違い、リーダーやホーム長候補に直接応募することが出来ません。一般職としての採用となりますが、木下の介護の接客・介護の仕方に慣れれば、あとは実力勝負となるので、短期間で、ポジションを上げることが可能です。
実際、数ヶ月から半年程度で、リーダー職・管理職のポストに就くことが出来た社員が非常に多いです。
木下の介護における年収、給与体系について
木下の介護における給与水準ですが、他の介護会社と比較すると、ほぼ同等のレベルとなりますが、一つの特徴として、勤続年数が浅い人ほど、他社よりも、高い給与を貰っています。これは、木下の介護の初任給が高いという背景があります。
給与体系としては、基本給に夜勤手当(月5回)、資格手当、交通費などが支給されるといった形になります。賞与も毎年、必ず支給されています。
福利厚生に関しては、社会保険が完備されていますが、住宅手当や家族手当の支給はありません。その代わり、住宅優遇制度があり、紹介物件は敷金や礼金が免除され、社員割引で入居することができます。
昇給は年1回となりますが、それほど、大きな額は期待出来ません。働きながら資格を取得することで、資格手当を得る、管理職へ昇格するといったことが、給与を上げるためには必要不可欠となってきます。
下記に具体的な年収事例を幾つかリストアップしておきますので、参考にしてください。他社より高いこと、昇格することによるそれなりの給与アップが期待出来ることから、収入については恵まれていると感じる社員が多くなっています。
- 32歳 介護福祉士 年収400万円
- 38歳 介護福祉士 年収480万円
- 27歳 ヘルパー(主任) 年収300万円
- 31歳 ヘルパー 年収300万円
- 32歳 ヘルパー 年収300万円
- 26歳 生活指導員 年収300万円
- 30歳 看護師 年収550万円
- 28歳 サービス提供責任者 年収450万円
- 36歳 施設管理責任者 年収500万円
人事評価制度について
木下の介護では、人事評価やキャリアアップ(昇格)に関する、明確な基準が存在しません。介護会社の吸収合併を繰り返しながら、現在の事業形態に至っているので、組織構築が、まだうまく為されていないのが現状です。
以前は年2回の自己評価と年1回の上長との面談によって、評価されていた時期もありましたが、現在は、あやふやな状態になっています。
ただし、経験を重ねていくことで、希望するポジションに就けるという背景があるため、正当に評価されていないという不満を持つ社員はそれほど多くありません。
年功序列的な傾向もありますが、介護業界特有の流動性の高さもあり、ポストは余っているので、努力次第で若いうちに役職に就くことも可能です。
ただし、流動性が高いということは、社員の離職率が高いということでもあるので、決して良い面ばかりではないということは、頭に入れておいたほうがいいです。(スタッフの入れ替わりが激しいと、業務運営が安定せず、大変です。)
ただし、これは木下の介護だけの話ではないので、介護業界で働くのであれば、避けては通れないこととも言えます。むしろ、木下の介護は、人間関係がのびのびしているので、職場でのストレスは少なく、就労環境は良好です。
担当ヘルパー制度を取り入れているため、自分の仕事に責任を持って働ける会社でもあり、結果として、やりがいを感じているスタッフが多いです。
木下の介護の成長環境、社内研修制度について
木下の介護では、事業所内研修、役職別研修、職種別研修、支部ごとの独自研修など、様々な研修制度が設けられています。介護の知識・スキルだけでなく、社会人として身につけておくべきスキル・マナーなどについて学ぶことが可能です。
また、木下の介護は、管理職の育成に力を入れており、リーダーシップ研修、マネジメント研修等、管理能力を高めるための研修を受けることも出来ます。
このように、非常に充実していますが、施設ごとのバラツキが大きいため、勤務場所によっては、不十分と感じるケースもあるようなので、この点は要注意です。
ライフワークバランスについて
木下の介護はシフト勤務が基本です。そのなかで、月9回の公休が保障されており、希望休を3日設定することが出来ます。
夏季や正月などの特別休暇は設定されていませんが、有給休暇が取りやすいため、計画的に休みを取ることは可能です。長期休暇を取得することも出来るので、余暇を楽しんでいる社員は多いです。
基本的に残業はなく、プライベートな時間を確保することが出来ますが、施設によって多少事情が異なります。人手不足が発生している施設の場合、正社員が優先的に残業を行うことで、業務をカバーすることになるので、1人当たりの労働負担が増えることになります。
このあたりが気になる人は、自分の希望勤務エリアに存在する施設の状況について、事前に確認しておくようにしてください。
なお、木下の介護は、関東地方に特化して事業を展開しているため、転居を伴う異動は殆ど発生しません。施設限定職員の求人で採用されれば、同じ施設での継続勤務も可能です。
その反面、異動の希望に関して考慮してくれる会社でもあるので、他の施設に移って働くといったことも可能です。自分の幅を広めるために、色々な施設での勤務を経験しているといった社員も存在します。
女性の働きやすさについて
介護業界は、女性社員の割合が高い職種であるため、女性にとって働きやすい環境が整っているものですが、この点に関しては、木下の介護も変わりません。社員間の人間関係も良好なので、就労環境としては恵まれている会社と言えます。
ただし、体力勝負であること・夜勤があることは、他の介護会社同様、避けられないため、管理職は男性が多く、女性が管理職を目指す場合には、それなりの意思と努力を必要とします。
なお、産休・育休などの制度は完備されており、時短勤務制度・社内託児所なども用意されているので、こういった制度を利用することで、子育てをしながら、働き続けることが可能です。
介護業界専門の転職会社
ここまで、木下の介護の就労環境について見てきましたが、介護事業者のなかでは、非常に恵まれた環境を持つ会社なので、転職を目指すのはアリです。給与も悪くないので、収入という点でもオススメです。
ただし、就労環境については、施設間の差がある会社でもあるので、実際に入社してみると、このページで伝えられていた内容と大きく違っていたということも、残念ながらあり得ます。
そのため、事前に少しでも正確な情報を入手することが重要ですが、外部の人間が内情について把握するのは難しいので、転職会社に相談することをオススメします。
彼らはプロなので、各社の社内事情について精通しており、詳細について教えてもらうことが出来ますし、自分が希望する勤務地において、木下の介護以上に、好条件の求人が存在するかどうか、調べてもらうことも可能です。
何かと便利な存在なので、うまく活用してください。下記の転職会社は介護業界専門なので、相談先として最適です。
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“株式会社木下の介護の中途採用事情~年収、就労環境などについて~” への1件のフィードバック