介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、デイサービス、訪問介護・看護、居宅介護支援など、様々な高齢者向けの事業を展開しているSOMPOケアネクスト。(旧名:ワタミの介護株式会社、2016年に現在の名称に変更。)
特に、関東(埼玉、東京、千葉、神奈川)、東海(名古屋)、関西(大阪、兵庫、広島)の都市部におけるサービス展開に力をいれており、さらなる事業拡大、及び既存施設の運営充実化を目的として、常時、新しい人材を募集しています。
募集職種は、介護ヘルパー、看護師、ケアマネージャーといった現場スタッフを中心に、ホーム長候補、事務、生活相談員、エリアコーディネーターなど、多岐に渡ります。公式サイト内に採用情報ページがあり、そちらから、現在、募集中の求人内容について、確認することが可能です。
応募条件については、資格保有・実務経験を絶対条件とする求人から、未経験者・無資格者応募可の求人まで様々です。後者の場合、事前研修制度が用意されており、必要な知識を学んでうえでの勤務開始となるので、介護のことはよく分からないという人でも大丈夫です。
また、SOMPOケアネクストには、介護職員初任者研修・介護職員実務者研修をはじめとして、介護関連の資格取得を支援する制度が用意されており、取得費用を補助してもらえるので、仕事をしながら、自己負担ゼロで、資格を取得することも可能です。
SOMPOケアネクストの社員年収・給与制度、人事評価について
社員の基本給与については、他の大手介護事業者と、それほど大きな差はありませんが、SOMPOケアネクストは各種手当が非常に充実している会社であり、資格手当、通勤手当、住宅手当などの基本的なものに加えて、扶養家族手当、教育手当なども支給されています。
また、体調不良での連続欠勤で医療機関にかかる際には、その内容によって、会社から補償を受けることが出来るなど、社員の健康面でのフォロー体制も手厚くなっています。
ボーナスは年に2回、昇給も年に2回あるので、こういったことを加味すると、介護業界のなかでも、給与面では恵まれている会社と言えます。具体的な年収例を挙げると、下記の通りとなります。
- 28歳 ケアマネージャー 年収330万円
- 24歳 介護ヘルパー 年収300万円
- 28歳 介護ヘルパー 年収380万円
- 27歳 介護福祉士 年収400万円
- 34歳 介護福祉士 年収480万円
- 31歳 生活相談員 年収500万円
- 36歳 ケアマネージャー 年収500万円
- 33歳 看護師 年収500万円
- 40歳 看護師 年収550万円
- 34歳 ホーム長 年収600万円
人事評価については、本人が設定した目標の達成度合いに、上司からの評価を加味する形となります。人による評価のため、妥当性については、社内でも賛否が分かれていますが、やる気や行動力がある人が、正しく評価されていると満足している社員も多いので、それほど悪いものではないようです。
また、部下が上司を評価する機会もあるなど、スキルや知識だけでなく、人間性と実際の働きぶり、職場での信頼感に重きを置いた評価制度になっています。
SOMPOケアネクストの就労環境について
SOMPOケアネクストでは、社員のやる気や情熱を大切にする社風があるため、自分から率先して、意見やアイディアを出すと、そのまま採用されるなど、自分がやりたいことを実行しやすい会社です。
また、仕事に取り組むなかで、今の業務とは違うことにチャレンジしたいなど、新たにやりたいことが出てきた時には、年2回ある上司との面談の機会に相談することで、希望部署への異動が認められるようになっています。
このように、意欲や積極性が形になることが多い会社なので、社員のモチベーションは総じて高く、前向きで明るい雰囲気のなかで働くことが出来ます。
反面、気をつけなければならないのは、個々のやる気に頼りがちで、会社としてのシステムが確立されておらず、業務が非効率であるということです。結果として、残業が慢性的になりがちなうえ、残業手当を申請しにくいといった雰囲気もあります。
もともと、介護は体力勝負という側面が強い仕事ですが、SOMPOケアネクストの場合、さらに、その負担が増大する傾向にあるので、この点は注意してください。(施設によって、状況が違うので、入社後、自分が配属される予定の施設の実情について、確認しておくことをオススメします。)
研修制度・キャリアアップ制度について
研修制度についてですが、中途採用者は新卒者と違い、決められたものに参加するということではなく、自分が希望した研修に参加する仕組みとなっています。
自分から手を挙げなければ、研修の機会を失ってしまうため、キャリアアップを目指すのであれば、積極的に動くことを意識してください。
先ほども触れたように、会社としての業務手順が体系化される途中ということもあり、マニュアル通りのトップダウン方式ではなく、自分で考えて動くことが求められる職場となっています。
これは、逆に言えば、自分の裁量で仕事に取り組む度合いが広いことを意味するので、色々な仕事に取り組んでみたいという好奇心が強い人にとっては、様々な経験が出来る、ある意味、理想的な環境とも言えます。
ワークライフバランスや女性の働きやすさについて
SOMPOケアネクストは、激務で仕事に追われることが多い介護業界のなかでは、ワークライフバランスが整っている会社です。休みは月9日間となっており、シフト制のため、出勤日については、ある程度融通が効くようになっています。
そのため、連休を取りたい時なども、事前に相談すれば通ることが多いですし、通常の休日以外にも、有給休暇、リフレッシュ休暇があるため、計画的に休みをとることで、長期休暇を楽しむことも可能です。
ただし、少数意見として、月9日の休日を全部取ることが出来ない、希望休を申請してもその通りにしてもらえないといった声もあります。その施設の慣習や、シフト担当者の考え方によって大きく左右されている部分が大きいので、勤務場所によって、状況が全く違うというのが実情です。
女性の働きやすさについては、評価や昇格については、男女差はなく、部課長にも女性が多く登用されています。その背景には、他の介護施設と違い、子育て支援制度が充実しているため、子供がいる人でも、正規職員として働き続けられるという事情があります。
妊娠中には、産前休暇前にも、つわり休暇・夜勤免除といった制度が用意されており、状況に合わせて利用することが出来ます。
また、育児休暇は、出産から満1年とあまり長くはないのですが、復帰した後に短時間勤務に移行できたり、子供が病気になった時に休める看護休暇制度、子供が小学校に入るまでは、時間外勤務・夜勤を避けられる制度も用意されています。
これらの制度と並行して、出産一時金や出産手当、育休中の休業給付金、職場復帰後には、扶養手当や教育手当などの補助を受けることが出来るなど、金銭面でも手厚いサポートを受けられます。
SOMPOケアネクストへの転職を検討する時に、注意すべきこと
ここまで見てきたように、SOMPOケアネクストは大手なので、介護関連企業のなかでは、待遇面も含めて、就労環境が非常に整っている会社です。介護業界でよく耳にするような、ブラック企業といった要素は全くありません。
業種がら、時には激務に追われるといったことは避けられないのですが、それでも、他社と比較すれば、圧倒的に恵まれた環境のなかで仕事に取り組むことが出来ます。
研修制度やキャリアアップ制度など、自分の実力を磨く機会も用意されている会社なので、介護の世界のなかで、どんどん成長していきたいという人にとっても、最良の会社です。
注意点としては、上記でも触れましたが、施設ごとに状況が大きく異なるということです。なかには、残念ながら、劣悪な条件のなかで働かなければいけない施設もあり、会社として、このあたりを管理する体制が確立されていないため、すぐに好転することは見込めません。
そのため、SOMPOケアネクストという会社を一つとして観るだけでは不十分であり、自分が配属される施設の状況をチェックすることが非常に重要です。
ただし、このあたりの裏事情については、入社前に把握するのは、かなり難しいです。(会社に問い合わせても、採用を担当する人事部が個々の施設の状況をどこまで把握しているのかは分かりません。また、転職者にとってマイナスとなる情報は、教えてくれない可能性もあります。)
そのため、介護業界において転職支援を行っている転職会社に相談することをオススメします。彼らはプロなので、実情について精通していますし、業界全体の状況を把握しているので、他社と比較する形で、SOMPOケアネクストへ転職すべきかどうか、判断してもらうことも出来ます。
仮に、希望勤務エリアにおいて、SOMPOケアネクスト以上に、あなたにとって良い会社があれば、その会社の求人を紹介してもらうことも出来ますし、転職を目指す会社が決まったら、初任給アップなどの条件交渉を行ってもらうことも出来ます。
自分で直接応募するよりも、好条件で転職出来るケースが多いので、ぜひ、積極的に活用してください。下記の転職会社であれば、介護業界における転職支援実績が多いので、相談先としてオススメです。