ベストライフの中途採用事情~年収、就労環境などについて~

全国19都道府県において、介護付有料老人ホームを中心に、160の介護施設を運営しているベストライフ。エリア別に見ると、主に、関東・中部・関西・山陰地方に集中していますが、北海道や東北にも進出するほど、拡大を続ける大手介護事業者となります。

 

ベストライフの中途採用事情~年収、就労環境などについて~

 

そのため、介護ヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャー等、介護スタッフを募集する求人数も非常に多い会社であり、中途採用にも積極的です。また、看護師、ライフコーディネーター、施設管理責任者、サービス提供責任者といった職種における求人需要も高くなっています。

 

ベストライフの中途採用求人の傾向

ベストライフでは、正社員の求人を中心としており、無資格者・未経験者でも正規職員として採用される傾向があります。最近では無資格者に関しては、契約社員スタートとなるのが一般的ですが、中途採用の場合、介護業務の経験があれば、正社員採用となるケースもあります。

 

このあたりの詳細については、事前に問い合わせるようにしてください。求人への問い合わせ・応募については、ベストライフのホームページ上から行うことができます。
http://bestlife-job.jp/

 

各施設単位での求人となりますが、同一職種でも、施設によって給与額や勤務形態が違ってくるので、希望勤務エリアの求人を比較して、最も満足出来るものに応募するようにしてください。

 

ベストライフの社員年収

ベストライフの給与体系ですが、基本給と各種手当(介護職手当、資格手当、実務経験手当、通勤手当など)、年2回の賞与から構成されています。

 

また、基本的に夜勤が5日前後発生することになり、この分の夜勤手当が付くことになります。残業はほとんど無い会社ですが、発生した場合には、残業代が全額支給となっています。

 

以上のことを加味した、具体的な収入例としては下記のようになります。

  • 24歳 介護ヘルパー 年収240万円
  • 27歳 介護ヘルパー 年収260万円
  • 27歳 介護福祉士 年収300万円
  • 30歳 介護福祉士 年収350万円
  • 44歳 介護福祉士 年収420万円
  • 32歳 ケアマネージャー 年収500万円
  • 39歳 ケアマネージャー 年収580万円
  • 27歳 看護師 年収500万円
  • 32歳 看護師 年収560万円
  • 34歳 サービス提供責任者 年収450万円
  • 32歳 施設管理責任者 年収550万円

 

トータルでの年収額は、介護業界のなかでは高め、他の大手会社と比べると、同等水準といったところです。

 

賞与や昇給では、あまり大きな額が期待できないため、資格を取得したり、昇級していくことが、給与を上げるための最短ルートとなります。

 

その一方、ベストライフは福利厚生が充実している会社です。たとえば、こどもがいる場合は、こども手当が支給されますし、独身者の場合は、独身寮に月3万円程度で入ることが可能です。

 

また、全社員共通で、勤務先の施設において、食事を300円で取ることが出来るので、こういった福利厚生を活用して生活費を抑えることで、実入りの収入を増やすことが可能です。

 

また、ベストライフは5年以上勤続した社員に対して、退職金を支給しており、これは他の介護事業者にはない、かなり恵まれた待遇と言えます。

 

昇給・昇格制度について

昇給は年に1回となっていますが、ただ働き続けるだけでは、給与は殆どアップしません。昇給を獲得するためには、資格を取得するか、もしくは管理職に昇格することが必須条件となってきます。

 

会社として、キャリアアップを応援する制度が用意されているので、こういった制度を利用することで、短期間で昇給を得ることも可能です。

 

たとえば、資格取得に関しては、資格費用の一部を補助してもらえる制度がありますし、無資格で入社した場合には、ベストライフで用意している初任者研修を受講して、資格を取得した後、一定期間勤務することで、受講費を全額返還してもらうことが可能です。

 

また、准看護師の資格取得支援制度もあり、看護学校入学後に、社内奨学金を受け取ることも出来るので、医療分野にも関心がある人にとっては、大きなチャンスとなります。(こういった資格を取得することで、給与アップにもつながります。)

 

一方、管理職への昇格については、管理職のポジション数が多く、会社として管理職を担える人材を増やすことに力をいれているため、やる気があるスタッフに対しては、必要な経験・スキルを身につけるために、何かとフォローしてくれる会社なので、チャンスは得られやすいです。

 

なお、昇格の是非については、保有資格、経験年数に施設長や本社からの評価を加味して、判断されることになります。

 

ベストライフの就労環境について

ベストライフの就労環境についてですが、入居者へのサービスを第一に考える経営方針のため、入居者や家族に対する対応など、統一された教育がされています。新入社員に対して、1~3カ月は教育係が付き、介護について丁寧に教えてもらうことができます。

 

定期的に内外の研修に参加することも出来るので、知識をつけながら、現場でスキルを磨いていくことができます。施設で働くスタッフのほとんどが正社員であるため、責任感ややりがいを持って働いている社員が多く、職種関係なくフォローしあえる雰囲気があります。

 

ただし、人間関係や教育体制については、施設ごとに差が大きいのも事実であり、一人一人のスタッフの自主性に任されている施設もあれば、上からのトップダウンとなっている施設も存在します。

 

そのため、自分が勤務を希望する施設の状況について、事前に調べておくことが重要です。ただし、こういった社内情報については、事前に問い合わせても、どこまで教えてもらえるか分からないので、気になる人は、介護業界に強い転職会社に相談することをオススメします。

 

彼らは転職のプロなので、このあたりの内部情報を押さえていますし、他社の情報にも精通しているので、たとえば、希望勤務地のなかで、最も自分が希望する条件に合う会社を紹介してもらうといったことも可能です。

 

このページの最後に、代表的な転職会社を数社リストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ワークライフバランスについて

ベストライフでは残業・休日出勤が殆ど発生しないので、自分の時間をしっかりと確保したいというプライベート重視派の人にとっても、満足出来る会社です。休みは月8日間、シフトごとに2日間の希望休を取得する仕組みとなっています。

 

数日ごとに、1日休みを取るという形でも大丈夫ですし、2日間連続休むということも許可されています。なお、通常の休暇以外では、年10日間の有給休暇、6カ月有給休暇、夏季・冬季休暇が支給されています。

 

女性の働きやすさについて

仕事内容や昇級に男女差があるわけではないので、女性だからといって不満を覚えることはないでしょう。ただし、仕事がら、どうしても力仕事や夜勤がつきものなので、体力的には厳しい面があります。(女性だからといって配慮されることはありません。)

 

子供ができた場合は、一般の会社と同じように休暇が保障されています。産前・産後休暇が完備されており、取得が容易ですし、職場復帰後も、育児休業、時短勤務制度などを利用しながら働くことが出来ます。

 

周囲からのサポートも受けられるので、子育てと仕事の両立がしやすい会社です。

 

介護業界に強い転職会社

ここまで、ベストライフの社内事情について、様々な角度から見てきましたが、介護業界のなかでは、大手ということもあり、就労環境が整っており、転職を目指すには良い会社です。

 

ただし、先ほども触れたように、施設数が多い会社であるため、施設間の違いが大きいため、事前に出来る限り正確な情報を入手することが重要です。情報源として、最適な転職会社をリストアップしておきますので、詳細については、直接問い合わせてみてください。

 

<介護業界専門の転職会社>

 


ベストライフへの転職を目指すと決まった場合には、面接に通過するためのアドバイスをもらったり、年収などの条件交渉を代行してもらうことが可能です。特に、条件交渉については、うまくいけば、年収が1~2割アップするケースも考えられるので、依頼しておいて損はないです。